浴衣の起源とはどこででょうか
浴衣という漢字はもともと当て字で、本来は「湯帷子(ゆかたびら)」とよばれていたものがだんだんと「ゆかた」になり、今の「浴衣」の漢字があてられるようになっていったと言われています。
当時はまだコットンは高級品であったため、より安価な麻でつくられたのでした。
とはいえ、平安時代の浴衣はまだ一部の位の高い貴族しか着ない高級品であったことは間違いありません。
麻に比べて肌触りがよく、水分の吸収性が高いコットンは、日常着にふさわしい生地であったといえます。
また、江戸時代には銭湯も庶民の間に広がっていきます。こうした銭湯の普及に加え、コットンの浸透とともに湯帷子は、だんだんと風呂の中で着る着物から風呂上りのちょっとした外出着へと変化していくようになります。
こうして、完全な外出着として人々が日常的に浴衣を着るようになると、その染めの仕方も高度なものになっていきます。特筆すべきは、藍染の技法が生まれたことです。
こうして浴衣はあっという間におしゃれな江戸っ子の心をつかんだのでした。この藍染技法の中心地は神田でした。
そのプライドは今の時代にも引き継がれ、職人は誇りをもって仕事を続けています。現在では量産できる“注染”がゆかたの中心になりましたが、長板染の文様や色づかいの伝統は今もその中にそのまま生かされています。
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